求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。
今日も求人広告の出稿をご検討されている企業の人事ご担当者様とお会いして、打ち合わせをしてきました。その中で出てきたのが、「求める人物像」についての話題。「今の学生はあまりガツガツしていない」「給料は安くてもいいからきちんと休めて定時で帰れる方がいい、という」「もう少し意欲があってもいいんじゃないか」云々かんぬん。こういう話、企業の人事ご担当者様からよく聞かれる話です。
こういうやり取りをさせていただくたびに、改めて人事ご担当者様に振り返っていただきたい、と思うのです。ご自分の学生時代、就活している時にそこまで意欲的でしたか?と。現在の勤務先を選んだ時の基準として、給与や待遇、休日休暇といったものが意外と大きなウエイトを占めていたのではないですか?と。
人というのは不思議なもので、自分より若い世代の未熟さを見ると、自分がその世代だった頃のことは棚に上げて「今どきの若い者は……」と言いたがる生き物のようです。「今どきの〜」という言葉はエジプトのピラミッドにも刻まれているとかいないとか、だそうなので、きっとこれはいつの時代でも変わらぬある種の普遍的な話なのかもしれません。しかしながら、企業の人事をご担当されるのであれば、就活生の若い彼らと接点を持つにあたり、彼らのスタンスを嘆く前に、自分を振り返ってみて、彼らと共感するところからスタートしてみるのも、一つの道ではないか、と思わずにはいられません。