求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。
ずいぶんと更新がご無沙汰になってしまいましたが、更新再開の一発目は、就活生向け「IT業界の企業の見分け方」シリーズを、久々に更新してみようかと思います。
これは私がいろいろなIT企業に求人広告の制作を介して感じていることで、実際にそうしている人がいる、という事実を把握した上で申し上げていることではない、ということを前置きしておきたいと思います。もし、就活生のみなさんがIT業界を志向し、説明会や面接などの特定のIT企業との接点を持つようになったら、おそらくはいわゆる「OB・OG訪問」という形で先輩社員と接する機会を設けることになるかと思います。その際にはぜひ、技術系の先輩社員だけではなく、営業部門の先輩社員にも会ってみるといいのではないか、と思います。
技術系の先輩社員と会って話をすれば、その先輩がどんな技術を身につけ、どんな仕事をこなしているか、はわかります。なんなら、自分の未来像を重ねられるでしょう。一方で営業部門の先輩社員と会うことで何がわかるかというと、自分が将来、この会社に入った時にどんな仕事を持ってきてくれるのか、がわかります。
IT企業の多くは、エンジニアという存在をたくさん抱え、彼らの持つスキルや経験に応じて仕事を持ってきて、彼らにその仕事をこなしてもらうことで売上げを立てる、というビジネスモデルになっています。言ってしまえば、営業部門の先輩社員がどんな考え方で仕事を持ってきているか、によってエンジニアとして働こうとしている自分にどんな仕事が任されていくのか、がわかります。なんなら営業部門の先輩社員が、どれくらい自社にいるエンジニアのことを把握しているかを知れば、自分がエンジニアとしてその会社で働いた時、彼らがきちんと自分のことを見つめてくれるかどうか、もわかります。IT企業の営業社員にとって、エンジニアは語弊を恐れずに言えば「商品」です。自社の商品を理解せずに、売れるはずがありませんからね。
IT企業を志向する就活生のみなさんにはぜひ、営業社員との接点を持つことをお勧めします。きっと彼らを通して、自分の未来も見えてくると思いますよ。