求人広告の「裏ワザ!」

求人広告の制作マン経験20年超のベテランだからこそ知る「裏ワザ」をご紹介します!

人事ご担当者様へ

伝えたい情報は、段階を踏んで伝えないと、伝わらない。

投稿日:

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。

前回「人事ご担当社様へ」カテゴリーの記事で、新卒採用向け求人サイトの検索結果一覧が表示された画面を見る学生は「いろいろ出てきたけど、どれにしようかなぁ」ぐらいの気分でいる、みたいなことを書きました。実はこの「気分」を読み解くことが、採用広報ではとても大事である、という話を今回はしようと思います。

広告の世界では、よく「AIDMA」とか「AISAS」といった言葉が使われます。マーケティング用語で「消費者の購買行動モデル」なんて解説を目にしたりしますが、これは求人広告でも同じことが言えるわけです。消費者を「就活生」「転職希望者」と置き換えればいいわけで、彼らがどんなタイミングでどう思っているか、を意識するだけで段階ごとに伝えるべき情報が見えてくる、と私は思っています。

冒頭の「求人サイトで検索結果一覧を見ている」というレベルでは、求職者は「どれにしようかなぁ」という気分でしかなく、表示された企業一つひとつへの関心の度合いは低い状況です。そんな段階で、たくさんの言葉を使って説明しなくては理解できない競合優位性をアピールしたところで、クリックして次の個別の企業が詳細に紹介されている画面にまでたどり着くことはありません。この段階ではもっとわかりやすい言葉で語れる魅力を訴求すべきであり、たくさんの言葉が必要な競合優位性は個別の企業画面で語ったり、あるいはもっと先の説明会だとか面接といった段階で話をすればいい、ということだと私は思います。

以前、とある食品加工の会社さんの求人広告を制作するにあたり、取材をさせていただいたことがあります。そこではその会社さんが得意とされている食品加工について熱く語っていただき、その特異性や優位性について話を聞くにつけ、すごいなあ、と感じさせてもらいました。でもそこで私が考えていたことは、「それはどうでもいい」ということ。「どうでもいい」というと語弊がありますが、求人広告を求職者に発見してもらった段階ですぐに理解してもらえるものではない、という風に考えていたということです。その会社の人事ご担当者様には、そういった説明をじっくりとさせていただき、出すべき情報は順序立てて、整理していきましょう、という話にご納得をいただいた上で、求職者が発見した段階で訴求すべきものはこれ、という提案をさせていただきました。結果、思った以上に企業理解を深めてくれた就活生が説明会に集まってきてくれたそうです。

情報は、段階を踏んで伝えないと伝わらない。そんなことを少しでも意識していただくと、採用が変わってくると思います。

-人事ご担当者様へ

関連記事

新卒向け求人サイトは「育てるもの」である。

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。 先日、大手求人媒体の代理店案件で営業担当に同行した際、新卒向けの媒体に初めて掲載した企業様が「全然エントリーが来ない!」と嘆いているという相談を受けました。それに …

WEBとリアルをつなぐと、こうなる。

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。 前回、「WEBとリアルをつないでみる。」という記事で、新卒入社1年目の人たちに新人研修の様子をブログでレポートさせることで、就活生に安心感を与えられる、というよう …

最近の学生は、昔とそんなに違うのか。

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。 11月に入り、新卒採用向けの求人広報の仕事が次第に増えてきました。毎年のことですが、翌々年の入社を予定する大学3年生向けの広報が、この数年はだいたい10月頃から忙 …

就活生が就職先の企業を選ぶ理由。

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。 新卒採用を行っている企業の人事ご担当者様からよく聞かれる質問に、「最近の学生って何で就職先を決めているの?」といった内容のものがあります。そんな質問に私は、「業界 …

検索型求人サイトは、いいの?悪いの?

求人広告の「裏ワザ!」へ、ようこそ。 今回もまた、企業の人事ご担当者様向けに中途採用の「裏ワザ!」的な話をしようかと思います。 最近、求人サイトと呼ばれる媒体も多様化してきていますが、中でも注目されて …

ブログの記事カテゴリー

アクセス

お問い合わせ
お問い合わせフォーム
または
info@dais-k.comまで